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エプスタイン・バール・ウイルス

エプスタイン・バール・ウイルスとは
エプスタイン・バール・ウイルス(Epstein-Barr virus)は、ヘルペスウイルスの一種です。EBウイルスとも呼ばれていて、学名はヒトヘルペスウイルス4型になります。

 

聞いたことが無い名前だと思いますが、珍しいウイルスではありません。日本では、成人で9割以上が感染しているというデータがあります。

 

ほとんどの人が幼少期に感染します。性行為などで唾液を通じて『Bリンパ球』に感染します。

 

感染したからといって、病気を引き起こすものではありません。稀にエプスタイン・バール・ウイルスから「伝染性単核症」という病気を起こすことがあります。

 

エプスタイン・バール・ウイルスがBリンパ球に感染すると、一生Bリンパ球に潜伏します。

 

ですが、通常は体内には免疫力があるため、病気を引き起こすものではありません。

 

しかし、Bリンパ球以外に感染してしまうとCAEBV(慢性活動性エプスタイン・バール・ウイルス感染症)を起こす可能性があります。

 

 

Bリンパ球とは
リンパ球とは白血球の一種になります。リンパ球には3種類あり「Bリンパ球」・「Tリンパ球」・「NK細胞」が存在します。リンパ球の働きは、体内に侵入した異物と戦ってくれます。

 

主な症状としては3つあります。38度以上の発熱・首のリンパ節の腫れ・のどの痛みが起こります。

 

伝染性単核症を発症すると、初期症状で、頭痛・発熱・寒気などが数日間続いていまいます。

 

その後は、38度以上の発熱が1週間以上も続いてしまいます。安静にしていることと対症療法をしっかりすることで1~3ヶ月で完治します。

 

CAEBV(慢性活動性エプスタイン・バール・ウイルス感染症)は、年間で100人が発症するという研究データもあります。

 

CAEBVという病名はあまり知られていませんが、誰にでも発症する可能性があります。

 

 

CAEBV(慢性活動性エプスタイン・バール・ウイルス感染症)とは
エプスタイン・バール・ウイルスは基本的にはBリンパ球に感染し、Bリンパ球に潜伏しますが、病気を引き起こすものではありません。

 

ですが、Tリンパ球やNK細胞に感染してしまうと、「CAEBV」の発症原因になります。

 

エプスタイン・バール・ウイルスに感染してしまったTリンパ球やNK細胞が増えてしまい、体内の臓器にも広がります。

 

また、CAEBVを発症すると約3割の人が蚊刺過敏症を併発すると言われています。

 

蚊刺過敏症は、蚊に刺されたところに水疱ができたりします。

 

蚊に刺されたことで、発熱やリンパ節の腫れなどの症状がみられます。

 

また、症状があらわれない場合もあります。対症療法で改善されることもありますが、治療をしないと何度でも症状が起こってしまいます。。

 

最悪のケースでは、心不全や腎不全などの多臓器不全を起こしてしまいます。悪性リンパ腫や白血病になってしまいこともあり、死に至ることもあります。

 

CAEBVの疑いがある症状です。一つでも該当する人はCAEBVの可能性があります。
37度以上の発熱が3か月以上繰り返し続く
首のリンパ節の腫れが治まらない
蚊に刺された箇所が水ぶくれになる

 

CAEBVの疑いがある症状があらわれた場合は、EBウイルス抗体(EBV)や血液中のエプスタイン・バール・ウイルスの量を検査します。

 

検査数値が異常より高い場合は、Tリンパ球かNK細胞のどちらにエプスタイン・バール・ウイルスが感染しているかを検査します。

 

 

CAEBVの治療法とは
CAEBVに感染している場合は手術を行います。

 

エプスタイン・バール・ウイルスに感染した細胞は腫瘍になるため、CAEBVを治療するには、感染した細胞をすべて取り除く必要があります。

 

いままでは、抗がん剤治療が行われていました。ですが、近年の研究ではCAEBVに抗がん剤が効きにくいと判明しました。

 

現在では、CAEBVを完治させる可能性がある治療法が「造血幹細胞移植」になります。

 

造血幹細胞とは、血液の成分の赤血球・白血球・血小板を作り出す細胞です。この細胞を移植することを造血幹細胞移植と言います。

 

造血幹細胞移植は、難易度の高い治療法でしたが、現在では医療の進歩が進んだことで成功率の高い治療法になっています。

 

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